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高山茶筅(茶筌)について

この道ひとすじ

【茶道具・茶筅】茶筅職人
写真:高梨 豊 (1982年撮影)
「心を指先に集中して無心に削る。…でないと味が出まへん。」

室町時代に創始された茶筅づくりは、古来の技法がそのまま現在にまで継承されていると矜持をこめて語るのは、大和・高山の伝統工芸士、久保孝さん。

真円に近い原竹を自ら選び、枯らし、完成するまで約13工程。
指頭の技は五百余年前にほぼ完成されていたという。原竹を所定の長さに切る。
穂となる部分の表皮をむき、切り出し刀で垂直に16〜24等分する。
さらに、72〜120本に細かく小割りする。刀は刀型を入れるだけ。
すべてを手で裂く。小割りがすむと湯に浸し、味削りにかかる。

「心を指先に集中し無心に削る。・・・でないと味が出まへん。」と妙諦を説く。

小刀で穂先が薄くなるように内側の肉を丹念に削る。入念にしごく。穂が美しい曲線を描いてくる。
60種に及ぶという茶道具の流儀ごとに定められた形が、ここで決まる。外穂を内穂を木綿糸で編む。
手と念棒でしっかりと姿を整える。微妙で精緻。「同じようでも一本一本味が違う。冥利でしょうね。」と息子さんの省三さんが茶筅師の喜びを気負いもなく語る。
静かな仕事場に竹を削るかすかな音が、一期一会の心をこめて快い緊張感を漂わせる。

高山茶筅の制作工程

1.原竹(げんちく)
冬に切り出された2・3年生の粘りのある淡竹(はちく)を厳寒の時期に晒し、貯蔵したものを切断します。
淡竹は節がおだやかで、繊維もあり素直で作りやすい良さがあります。
2.片木(へぎ)
節の上半分位から先端の表皮をむきます。
次に大割包丁で半分ずつに割って16割にします。これを1片ずつ折り上げ、包丁で皮肌と身を分け、身を除きます。
細い竹は12割、中間の竹は16割、太い竹は18、20、24割とし歩数の基準にします。
3.小割(こわり)
16割の1片を大小交互に割ります。80本立ての場合、1片を10本平均に割ると160本になり、上がり穂が80本になります。
4.味削り(あじけずり)
穂先の部分を湯に浸し、身の方を根元から先になるほど薄くなるように削ります。
適当な薄さになると、身側に丸くなるようにしごき、形をつけます。
茶筅の形によって削り方を変えます。
茶の味は、味削りによって変わると言われるほど、最も難しい工程です。
5.面取り(めんとり)
削り上がった茶筅の上がり穂を1本ずつ、穂の両角を少し削って角を取ります。
これは、茶が付着しないようにするためです。
6.上編・下編(うえあみ・したあみ)
面取りした上がり穂を折り上げ糸で編んでいくと、下がり穂は開いた状態になります。
下編をした穂に、2周糸をかけ、根元をしっかりするようにします。
7.腰並べ(こしならべ)
下がり穂を組み合わせ茶筅の大きさを決め、根元の高さと間隔をそろえます。
8.仕上げ(しあげ)
穂先の乱れを直し、形を整え、穂先までの高さと間隔などを均等に直し、箱に糊付けします。

茶筅各部名称

【茶道具・茶筅】茶筅各部名称
材料となる竹
淡竹(白竹)、黒竹、煤竹を使用します。
2・3年生の良質の竹を油抜きし、冬期に天日干しを行った後、貯蔵したものを使用します。
(天日干しは、高山地方の風物詩となっています。)
表千家流が主に自然に出来たものを使用しますが、年々入手が困難になっています。
種類の区別
茶筅は竹の種類、穂の形・長さ、糸の色等によって区別されています。
流派によって用途や穂数など種類も多く、形もいろいろあります。

煤竹茶筅:主に表千家流に使用
黒竹茶筅:武者小路千家、山田宗偏流に使用
淡竹茶筅(白竹):上記以外の流派に使用
青竹茶筅:初釜用等に使用

形は、流派などによって定められ、いずれも繊細で巧妙な技法で作られ、種類は、60種以上あります。

お取り扱いの注意

竹は生ものですので割れたりカビが生えたりします。
茶筅直し等を利用し使用後は充分に乾燥させ風通しのよい涼しい場所に保管してください。
茶筅の手入れ
温度や湿気の変化の少ない冷暗所に収納し、カビや汚れがつかないようにします。
伝統工芸士作 『 高山茶筌 』 商品のご案内
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