岩手県のすず竹で編まれた弁当かごです。
伝統的な「あじろ編み」という編み方で作られた蓋付の籠で、
身の籠と蓋の籠がぴったりと収まるこのタイプを作るには
高度な技術が必要とされます。
すず竹は高い柔軟性と竹表皮のツヤツヤとした光沢感が特徴的。
高い柔軟性が弾力を生み出し意外と丈夫。
また長年ご使用いただくことによって飴色に変化する経年変化が楽しみでもあります。
近年では職人の高齢化により作り手の減少、
また2015年頃にから数年にわたり岩手県各地ですず竹が一斉に枯れるという
「竹枯れ」の影響で良質な材料を確保することが難しくなっています。
この竹枯れという減少、約120年に一度起こる現象で
竹細工に使用できる背丈になるまで10年、20年かかると言われています。
そんな中、産地の職人さん達が伝統的な細工を絶やさないよう
丁寧に山中を歩き、良質な材料確保、細工を続けておられます。
竹枯れの影響により、上記のような紫色の竹が混じっていることがありますが
これは成長段階で紫外線にあたるとこのような色に変わります。
通常のご使用には影響ございませんので
自然の模様と捉えていただきますようお願い致します。
《竹弁当箱 ご使用に関して》
食品は直接そのまま入れてご使用いただけます。
気になる方はワックスペーパーやクッキングシートなど敷いてご使用ください。
水気のあるおかずは漏れる可能性がございますので、
なるべくお控えいただくか、別途小さ目タッパーをご使用されるなどで対策下さい。
竹製の弁当箱は適度に通気するため
おにぎりが蒸れてべちゃべちゃになることもなく
また乾燥してパサパサになることもありません。
その為ラップやホイルにくるまず直接籠に入れることをおすすめ致します。
※もちろんくるんでいただいて構いません。
ご使用後はたわし・スポンジなどで水洗い、
その後よく乾燥させてください。食器用洗剤は使用OKです。
ですが、油汚れがなければ水洗いのみでも大丈夫です。
(※食洗器のご使用はお控えください。)