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岡山県重要無形文化財・著名作家の作品
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西村春湖(1886-1953)
芸術保存資格保持者。京都の人で備前に来て築窯。 細工物が得意で数々の名作を残している。
大饗仁堂(1890-1954)
岡山県重要無形文化財保持者。手作りの作品を得意としている。
終始一貫 公募展には不出品で作陶一本の生涯を続けた。俳句や短歌にも精通していた。
石井不老(1899-1964)
昭和29年に岡山県重要無形文化財保持者の認定を受けた。
若人趣味のロクロのものを得意とし、茶陶や細工物に名品を残している。
松田崋山(1902-1948)
ロクロが得意で、数々の秀品を残している。ドイツ式マックル窯で朱泥やひだすきを研究した。
短歌に長じ、「与謝野鉄幹」、「与謝野晶子」夫婦と交友があった。
伊勢崎陽山(1902-1961)
人間国宝「伊勢崎淳」や岡山県重要無形文化財保持者「伊勢崎満」の父で、昭和29年 岡山県重要無形文化財の認定を受けた。
陶彫、細工物に優れ、花器や宝瓶、香炉も秀作が多い。
金重素山(1909-1995)
人間国宝 金重陶陽の弟で、岡山県重要無形文化財保持者。
兄 陶陽に師事し、桃山備前再現では陶陽を陰で支えた。
桃山調の緋襷を得意とする備前茶陶の第一人者であった。
藤原楽山(1910-1996)
昭和29年に岡山県重要無形文化財保持者の認定を受けた。
巧みなロクロ、さえた技の作家として極致を極めている。
食塩窯による青備前が有名である。
茶碗の楽山といわれ像品が多く、香炉も調和を大切にしている。
黒井一楽(1914-1996)
虫明焼作家の横山香宝に師事し、昭和9年に開窯。
昭和55年に岡山県重要無形文化財保持者に認定される。
昭和61年に現代の名工(労働大臣卓越技能章)を授章する。
京焼系の洗練された造形美と、気品あふれる優美な色合いが魅力。
虫明焼 「蛍の画」 抹茶碗
99,000
古物
黒井一楽
虫明焼 「くり」 抹茶碗
99,000
古物
黒井一楽
虫明焼 般若面
252,000
古物
黒井一楽
虫明焼 「梅」 水指
252,000
古物
黒井一楽
虫明焼 水指
225,000
古物
黒井一楽
虫明焼 水指
252,000
古物
黒井一楽
日幡光顕(1920-2002)
作家として、備前焼研究の郷土史家として有名である。
茶器、花器、壺などを得意として優品を残している。
藤原建(1924-1977)
人間国宝 藤原啓の甥で、「金重陶陽」、「藤原啓」、「北大路魯山人」の指導を受けた。
昭和48年に岡山県重要無形文化財保持者の認定を受けた。
金重陶陽賞も受賞している。作品は剛放で緻密。焼成にたけ窯変、緋襷に秀作が多い。
松井與之(1931-)
平成8年に岡山県重要無形文化財保持者の認定を受けた。
ロクロや手びねりで主に茶陶、花器を制作している。
備前陶芸センターで若手作家の育成に力を注いだ。
金重道明(1934-1995)
父「金重陶陽(人間国宝)」に指導を受け、陶技を習う。
岡山県重要無形文化財保持者に認定されている。
茶陶を得意とし、幾何学的な鉢などを手掛けている。
伊勢崎満(1934-)
伊勢崎陽山の長男で、人間国宝 伊勢崎淳の兄。岡山県重要無形文化財保持者。
金重陶陽賞も受賞している。素穴で焼成する窯変物や緋襷には定評がある。
茶陶の本格派として桃山風の造形や土味、焼成を追及している。
高原敏(1934-)
日本工芸会正会員で金重陶陽賞を受賞している。
壷・花入などの花器を多く作り、最近では茶陶にも力を入れている。
作品に合った土づくりを大切にしている。
今後も伝統を尊重しながら新しい造形美を追及するという。
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